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ちょっと間があいてしまいましたが神戸は長田区丸山から鵯越までを歩いた続きです。
これは育った街のランドスケープ的な山、高取山。 今では普通の山になってしまいましたが小学生の頃は赤い山肌がからりの部分露出していて目立っていました。今ではすっかり緑に覆われて良かったような、でもシンボリックな存在感が薄れてしまったのでちょっと寂しい気もします。神撫山と呼ばれていたなんて話もあったり頂上に神社があったりしてそれなりに神聖な山だったように思う。パワースポットというような紹介のされ方もしているようなのでたぶんそう。
よく覚えているのは母親に連れられて2人で登ったことがあって、登山とは関係ないけど足が痛くなった。
それが股関節の病気というのがわかって検査やら病院通いをしたりしたのでよく覚えているんだけどなんでも治療法が確立されていない難病の疑いだとか言われてしばらく足を引きずるような生活をした。
山と病気という不自由な生活をして検査もいろんなものを受けさせられて記憶に残っている。
あとこの場所からの風景を克明に記憶している。 毎年、夏休みの宿題やらで出る風景画をたんに暑い時に出かけるのが面倒で億劫なので家の窓から高取山をいれてちょうどこの写真と同じような構図で描くというを何度もやった。 それでなくても窓からこの景色を見るのが好きだったんだなと今さらながらに思う。好きだから見ていたのか、見ているうちに自分の中の造形感がそれをベースに育ったのかもうこうなるとわからないけど。
こっちの写真は雲雀ヶ丘小学校、と雲雀ヶ丘中学校。 荒れてたなんてもんじゃなかったので学校はさしていい思い出があるわけじゃないけど校舎も色を塗り替えただけで変わらないのが不思議な気がする。 この街全体がそうなんだけど寂れた感じはするんだけど全体としては変わってないので、こっちだけ歳をとってしまったような錯覚を覚えてしまう。 ひょっとして日本の多くの街がこんな感じになんだろうかと思う。
つづく。