街撮りchの中のひとのブログ

npmとwebpackで作るRiot.js、学習のためのいい感じのフロントエンド開発環境 2016年6月の場合。

目次

  1. 1. 必要なものあるかどうか確認
  2. 2. ファイル・フォルダ構成
  3. 3. package.json
    1. 3.1. パッケージの説明
  4. 4. package.jsonの中のscriptsで何をしているか
  5. 5. webpack.config.json
  6. 6. bs-config.json
  7. 7. サンプルのソースコード
    1. 7.1. /app/index.html
    2. 7.2. /src/scripts/index.js
    3. 7.3. /src/scripts/app.tag
    4. 7.4. /src/scripts/name.tag

npm-webpack-riotjs

Riot.js — A React-like user interface micro-library · Riot.js

ReactやAngularJSは「でかすぎる」という問題がずっとあって、それは必要だからそうなのかもしれないけど使うプロダクトがかなり限定されるような気がする。
もう少し小さなプロジェクトもしくは、はじまりは小さくはじめたいという場合はRiot.jsやvue.jsあたりが最適なんじゃないかと言われている。

ということでRiot.jsの学習をはじめるための環境をnpm + webpackで作ってみた。 ついでなのでBabelでES2015の機能を取り入れた書き方ができるようにもしてます。

Babel · The compiler for writing next generation JavaScript

サーバーとのHTTP通信などが必要になったらSuperAgentaxiosあたりを使うといいんじゃないかと思う。
もう少しRiot.jsの勉強が進んだらそちらの環境も作ってみようと思う。

必要なものあるかどうか確認

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node -v

まずはお決まりのNode.js入ってるか確認。

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npm -v

npm(Node.jsのパッケージマネージャー)も入ってるか確認。

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webpack -v

webpackも入っているか確認。
もし入ってなかったら

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npm install -g webpack

-gオプションはGlobalオプションのこと。

ファイル・フォルダ構成

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git clone https://github.com/shigekitakeguchi/npm-webpack-riotjs.git

https://github.com/shigekitakeguchi/npm-webpack-riotjs

GitHubから落として使ってください。
カスタマイズなりなんなりして。

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cd npm-webpack-riotjs

落としたフォルダ内に移動する。

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├── README.md
├── app
│   ├── index.html
│   └── scripts
│   └── bundle.js
├── bs-config.json
├── package.json
├── src
│   └── scripts
│   ├── app.tag
│   ├── index.js
│   └── name.tag
└── webpack.config.js

ファイル・フォルダ構成はこんな感じ。
README.mdは不要。今回は、わかりよいようにサンプルを入れてます。
「.tag」という珍しい拡張子のファイルがRiot.jsの特徴でもあります。説明はのちほど。

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npm install

これで必要なパッケージがインストールされるはず。

package.json

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{
"name": "npm-webpack-riotjs",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"devDependencies": {
"babel": "^6.5.2",
"babel-core": "^6.10.4",
"babel-loader": "^6.2.4",
"babel-preset-es2015-riot": "^1.1.0",
"concurrently": "^2.1.0",
"lite-server": "^2.2.0",
"riotjs-loader": "^3.0.0",
"webpack": "^1.13.0"
},
"scripts": {
"webpack": "webpack -w",
"lite": "lite-server",
"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\""
},
"keywords": [],
"author": "shigeki.takeguchi",
"license": "MIT",
"dependencies": {
"riot": "^2.4.1"
}
}

中身はこんな感じ。

パッケージの説明

落としてきたpackage.jsonからインストールすればいいんですがそれぞれのパッケージの説明を。

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npm install --save-dev babel-core

https://github.com/babel/babel/tree/master/packages/babel-core

言わずもがな、Babelのコンパイラのコア。

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npm install --save-dev babel-loader

https://github.com/babel/babel-loader

webpackでES2015構文で書いたファイルをトランスパイルするのに必要。

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npm install --save-dev babel-preset-es2015-riot

https://github.com/riot/babel-preset-es2015-riot

Riot.js用のBabelでES2015を扱うためのプラグイン。

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npm install -save-dev riotjs-loader

https://github.com/esnunes/riotjs-loader

webpackでRiot.jsをあつかえるようにするためのローダーです。

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npm install -save riot

https://github.com/riot/riot

以前はRiotjsだったらしいですがRiotになったらしいです。

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npm install --save-dev concurrently

https://github.com/kimmobrunfeldt/concurrently

concurrentlyは複数のコマンド実行できるようにするため。具体的に何をしているかは後ほど説明。

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npm install --save-dev lite-server

https://github.com/johnpapa/lite-server

webpackにもwebpack dev serverというのがあるみたいだけどlite-serverのがシンプルで良さそうなので使ってみた。
ただし設定ファイルは必要でした。

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npm install --save-dev webpack

https://github.com/webpack/webpack

webpack。もうすでに何をするツールなのか説明しがたいくらい機能がある。
静的なファイル(JavaScript系、CSS系、画像ファイル)の依存関係を解決するためのビルドツールってことなんだけど、ここでははJavaScriptだけを扱うようにしている。

package.jsonの中のscriptsで何をしているか

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"scripts": {
"webpack": "webpack -w",
"lite": "lite-server",
"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\""
},
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npm start

このコマンドでlite-serverを立ち上げwebpackでwatchを行いJavaScriptの変更を監視するようにしている。

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"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\""

scriptsの中にあるstartがこれにあたる。

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npm run lite
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npm run webpack

これらのコマンドはそれぞれ独立したコマンドですが、最初にちょっと触れたがconcurrentlyにダブルクオーテーションでくくってスペースで区切って引数で渡せば並行して実行することになる。便利。

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"webpack": "webpack -w",

これはwebpackのwatch(監視)を走らせている。こちらも後ほど触れるがwebpack.config.jsonで記述されたことをもとに監視している。

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"lite": "lite-server",

lite-serverを立ち上げている。bs-config.jsonに設定ないようを記述している(こちらも後ほど触れる)。

webpack.config.json

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var webpack = require("webpack");

module.exports = {
entry: './src/scripts/index.js',
output: {
path: __dirname + '/app/scripts',
filename: 'bundle.js',
publicPath: '/app/',
},
module: {
preLoaders: [
{
test: /\.tag$/,
exclude: /node_modules/,
loader: 'riotjs-loader',
query: {
type: 'babel'
}
}
],
loaders: [
{
test: /\.js$|\.tag$/,
exclude: /node_modules/,
loader: 'babel-loader'
}
]
},
resolve: {
extensions: ['', '.js', '.tag']
},
plugins: [
new webpack.optimize.UglifyJsPlugin(),
new webpack.ProvidePlugin({
riot: 'riot'
})
]
}

webpackの設定です。entryにもとファイル(複数ある場合は配列で持たせる)。outputに出力される設定を記述。今回はbundle.jsっていう一般的によく使われているらしい名称のまま。
moduleのなかのloadersでRiot.js(拡張子は.jsと.tagを扱えるようにしてます)とES2015をコンパイル、トランスパイルするように設定している。

ほぼriotjs-loaderのREADMEに書かれている感じ(若干の変更)です。 https://github.com/esnunes/riotjs-loader

そして素のままのファイルだともうファイルがでかくてあれなんでUglifyJsPluginで圧縮・最適化。

bs-config.json

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{
"injectChanges": "true",
"files": ["./app/**/*.{html,htm,css,js}"],
"watchOptions": { "ignored": "node_modules" },
"server": { "baseDir": "./app" }
}

lite-serverの設定はドキュメントルートをappの直下にしたかったのと監視対象のファイル(html、css、js)が変更されたらリロードしてinjectChangesというBrowsersyncを動すため。

サンプルのソースコード

/app/index.html

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<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>App</title>
</head>
<body>
<app></app>
<script src="scripts/bundle.js"></script>
</body>
</html>

/src/scripts/index.js

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require('./app.tag');

riot.mount('*');

/src/scripts/app.tag

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require('./name.tag');

<app>
<name first="Hello" last="World"></name>
<name first="Ola" last="Mundo"></name>
</app>

/src/scripts/name.tag

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<name>
<h1>{ opts.last }, { opts.first }</h1>
</name>

これらはここに書かれている参考のままです。
https://github.com/esnunes/riotjs-loader


個人的にはRiot.jsを勉強するために環境をさくっと用意したかったために作った感じです。
Reactよりも最初の学習が少なくて済み直感的に理解しやすいと感じました。またファイルサイズもモバイルに優しい作りになっていてます。
情報がまだまだ少ないですが自分が運営しているサービスで利用しようと思ってます。
またwebpackをはじめて数日とかという状態なので間違えや指摘をいただけると助かります。

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