街撮りchの中のひとのブログ

npmとwebpackで作るいい感じのフロントエンド開発環境(React.js使わない)2016年5月の場合。

目次

  1. 1. 必要なものあるかどうか確認
  2. 2. ファイル・フォルダ構成
  3. 3. package.json
    1. 3.1. パッケージの説明
  4. 4. package.jsonの中のscriptsで何をしているか
  5. 5. webpack.config.json
  6. 6. bs-config.json

npm_webpack_sass

エンジニアがいい感じにフロントエンド開発を爆速化できる環境構築の手順

LIGさんの記事。個人的にはこれよりもシンプルなものが欲しくてあれこれ試しました。 GulpもBowerも使いません。あとユニットテストもするほどの規模ではないプロジェクトを想定。

  

webpackはJavaScriptのrequireを使いたくて利用。
SassのコンパイルやらCSSをrequireするのやらはどうも違和感がぬぐえなくてnpm使ってます。
しかしフロントエンドの開発環境も変遷が激しくちょっと大きめのプロジェクトに没頭などしようものなら浦島太郎ですってことになるのでちょいちょいのアップデートが重要だなと。

必要なものあるかどうか確認

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node -v

まずはお決まりのNode.js入ってるか確認。

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npm -v

npm(Node.jsのパッケージマネージャー)も入ってるか確認。

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webpack -v

webpackも入っているか確認。
もし入ってなかったら

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npm install -g webpack

-gオプションはGlobalオプションのこと。

ファイル・フォルダ構成

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git clone https://github.com/shigekitakeguchi/npm-webpack-sass.git

https://github.com/shigekitakeguchi/npm-webpack-sass

GitHubから落として使ってください。
カスタマイズなりなんなりして。

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cd npm-webpack-sass

落としたフォルダ内に移動する。その前に

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├── README.md
├── app
│   ├── scripts
│   └── styles
├── bs-config.json
├── package.json
├── src
│   ├── scripts
│   │   └── app.js
│   └── scss
│   └── app.scss
└── webpack.config.js

ファイル・フォルダ構成はこんな感じ。README.mdは不要。

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npm install

これで必要なパッケージがインストールされるはず。

package.json

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{
"name": "npm-webpack-sass",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"devDependencies": {
"concurrently": "^2.1.0",
"lite-server": "^2.2.0",
"node-sass": "^3.7.0",
"nodemon": "^1.9.2",
"webpack": "^1.13.0"
},
"scripts": {
"webpack": "webpack -w",
"lite": "lite-server",
"build-css": "node-sass ./src/scss/app.scss ./app/styles/app.css --output-style compressed",
"watch-css": "nodemon -e scss -x \"npm run build-css\"",
"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\" \"npm run watch-css\""
},
"keywords": [],
"author": "shigeki.takeguchi",
"license": "MIT"
}

中身はこんな感じ。

パッケージの説明

落としてきたpackage.jsonからインストールすればいいんですがそれぞれのパッケージの説明を。

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npm install --save-dev concurrently

https://github.com/kimmobrunfeldt/concurrently

concurrentlyは複数のコマンド実行できるようにするため。具体的に何をしているかは後ほど説明。

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npm install --save-dev lite-server

https://github.com/johnpapa/lite-server

webpackにもwebpack dev serverというのがあるみたいだけどlite-serverのがシンプルで良さそうなので使ってみた。
ただし設定ファイルは必要でした。

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npm install --save-dev node-sass

https://github.com/sass/node-sass

node-sassでSassのコンパイル。全体的にNode.jsなのでSassのコンパイルだけRubyでなくてもいいだろうということで導入。

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npm install --save-dev nodemon

https://github.com/remy/nodemon

scssを監視してコマンドを実行する。具体的に何をしているかは後ほど説明。

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npm install --save-dev webpack

https://github.com/webpack/webpack

webpack。もうすでに何をするツールなのか説明しがたいくらい機能がある。
静的なファイル(JavaScript系、CSS系、画像ファイル)の依存関係を解決するためのビルドツールってことなんだけど、ここでははJavaScriptだけを扱うようにしている。

package.jsonの中のscriptsで何をしているか

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"scripts": {
"webpack": "webpack -w",
"lite": "lite-server",
"build-css": "node-sass ./src/scss/app.scss ./app/styles/app.css --output-style compressed",
"watch-css": "nodemon -e scss -x \"npm run build-css\"",
"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\" \"npm run watch-css\""
},
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npm start

このコマンドでlite-serverを立ち上げwebpackでwatchを行いcssの変更を監視するようにしている。

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"start": "concurrently \"npm run lite\" \"npm run webpack\" \"npm run watch-css\""

scriptsの中にあるstartがこれにあたる。

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npm run lite
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npm run webpack
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npm run watch-css

これらのコマンドはそれぞれ独立したコマンドですが、最初にちょっと触れたがconcurrentlyにダブルクオーテーションでくくってスペースで区切って引数で渡せば並行して実行することになる。便利。

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"webpack": "webpack -w",

これはwebpackのwatch(監視)を走らせている。こちらも後ほど触れるがwebpack.config.jsonで記述されたことをもとに監視している。

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"lite": "lite-server",

lite-serverを立ち上げている。bs-config.jsonに設定ないようを記述している(こちらも後ほど触れる)。

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"build-css": "node-sass ./src/scss/app.scss ./app/styles/app.css --output-style compressed",

Sass(Scss)をnode-sassを使ってコンパイルしている。

  • ./src/scss/app.scssはコンパイルする前のファイル。css(個人的にはScss記法だけど)の記述はこれにする。
  • ./app/styles/app.cssはコンパイル後のファイル。
  • –output-style compressedはコンパイル後のファイルを圧縮する設定。他にはnested、expanded(これが一般的に人が書くのに近いスタイル)、compactが使える。これはガイドラインや好みで。

Sass Documentation(output_style)

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"watch-css": "nodemon -e scss -x \"npm run build-css\"",

nodemonを使ってscssファイルを監視し、変更があれば「npm run build-css」を走らせるという設定。
「-e scss」ってのがscssを監視するというオプション。-xは「npm run build-css」を実行するためのオプションになる。

webpack.config.json

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var webpack = require("webpack");

module.exports = {
entry: './src/scripts/app.js',
output: {
path: __dirname + '/app/js',
filename: 'bundle.js',
publicPath: '/app/',
},
plugins: [
new webpack.optimize.UglifyJsPlugin()
]
}

webpackの設定はいたってシンプル。entryにもとファイル(複数ある場合は配列で持たせる)。outputに出力される設定を記述。今回はbundle.jsっていう一般的によく使われているらしい名称のまま。
素のままのファイルだともうファイルがでかくてあれなんでUglifyJsPluginで圧縮・最適化。

bs-config.json

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{
"injectChanges": "true",
"files": ["./app/**/*.{html,htm,css,js}"],
"watchOptions": { "ignored": "node_modules" },
"server": { "baseDir": "./app" }
}

lite-serverの設定はドキュメントルートをappの直下にしたかったのと監視対象のファイル(html、css、js)が変更されたらリロードしてinjectChangesというBrowsersyncを動すため。


個人的にはThree.jsやp5.jsを気軽に試したいときの環境をさくっと用意したかったために用意した感じになる。
あとReact.jsを使うためにそもそもwebpackをはじめたのでReact.js版も公開します。
まだwebpackをはじめて数日とかという状態なので間違えや指摘をいただけると助かります。

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