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経営とは経営者とは何をするのか、そしてホロウィッツの自伝的な著書。
目立つということでいうとマーク・アンドリーセンに注目がいく。学生にしてMosaicというウェブブラウザを開発、
ネットスケープの共同創業者ということもあり、発言が先見性が高くカリスマ性がある。
けどベン・ホロウィッツもアンドリーセン・ホロウィッツというすでに伝説になるようなベンチャーキャピタルの共同創業者であり、
今まで知らなかったけどクラウドストレージ系の起業家なんですね。
経営をしているわけではないが組織を作り、運営する。そういう仕事をしている人なら何らかのヒントが散りばめられていると思う。
IT系に限らないのかもしれないが経営者やマネージメントをする人は「決断する」というのが大事な仕事であり、それは論理的に導かれるばかりではない。
根拠も判断材料も何もない場合でも決断する必要があるなら決断しないといけない職能なんだということがよくわかる。
でもよく考えるとどんな仕事でも決断する必要はあるし、仕事とはあまり関係ないことでも日常的に決断の連続だとも言える。
ただその決断に影響されるのが自分だけか、家族もなのか、
仕事で関わる人たちなのかによって影響範囲の大きさが変わるだけだとも言える。
もちろんその影響範囲によってプレッシャーも違うし後々への影響も違うだろう。
そういえば、スティーブ・ジョブズにしろ、マーク・ザッカーバーグにしろ同じような服装をするのは1日の決断できる量は限られていて、
それを今日着る服に費やすのはできれば避けたいということかららしい。
この本は自分で何かを決断する、もしくはしようとするすべての人のための本だと思う。