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春休みということもあって1泊で旅行。
次の日は東京へ戻らないといけないのでその範囲で決めたのが信州は長野県、戸倉上山田温泉。
ここのところ今日割、明日割で直前に評価の高いところから行ける範囲で選ぶ。
あたりはずれがあるが、はずれははずれで楽しかったりする。
戸倉上山田温泉は東京から車で3時間強。
長野出身のひとなら知っているって感じの知名度らしい。
調べると歴史は百数十年。しかし寂れてるなと街に入る前からわかる。
賑わっていたころの名残りが街のそこかしこにあってなかなか過ぎ去った昭和感が強い。
こういう一時かなり栄えたであろう温泉街はバブル後の古びていく寂れ感がより強調されているように思える。
バブルというのが、「戦後の昭和」というスキームというかの最後の象徴だったというのがこういう温泉街に来るとよくわかる。
これは信州観光ホテルという有名な廃墟ホテルらしい。
長野市からと首都圏からのこの絶妙な距離が一時は栄えさせまた急速に寂れさせているかと思うと
地理というのが都市や街にとって重要なんだということがよくわかる。
風景はとても信州らしい綺麗なところで温泉も良かった。
だけど見所となる旧所名跡がなくてなかなか人がこれから大勢くるって感じではない。
まぁ、こういうところが日本にはたくさんあってそれを巡るというのもそれはそれで楽しめるので心配しながらも楽しもうと思う。